どうしてこんなに怒られるの? 〜怒りは第二の感情〜
今日も先輩から怒られた。患者さんから怒られた。ドクターに怒鳴られ、上司に叱られた。
こんなにも病院は「怒り」に満ちている。
でも、怒られているあなたが100%悪いわけじゃない。
怒りは「第二次感情」と言われています。
とうとう怒ることになった、第一次の何かがあるということ。
怒っていたその人が、患者さんだったら。
病気や治療の辛さが、最終的に怒るという形になったのかも。
窓口で怒鳴っている患者さん、外来の受付の待ち時間、検査の待ち時間、診察の待ち時間、一つ一つは小さいストレスでも、最後にコップが溢れてしまって。。
そういう最後のきっかけになってしまうことはよくあるかもしれません。
とくにナースは、患者さんと対面で密に関わる立場ですから。
では、先輩だったら。
忙しい中でプレッシャーを受けながら、それをなんとか抑えながら働いています。あちらこちらで呼ばれながら、突発的なことにも応じながら、予定の処置も続ける。そんな中で、後輩がミスをしたときにプチっと…。
こういう、患者さんの抱える不安や、私たちの受ける強いプレッシャーは「不快」な感情です。
いやーな第一次感情がたまっていたところに、最後のダメ押しがきて、噴火してしまう。
それが第二次感情としての怒りです。
怒られたとき、相手にどんな第一次感情があったのか?
って想像してみると、自分だけが悪かったわけじゃないと気づける部分があるかもしれません。
相手が患者さんだったらケアの糸口かもしれないですしね。
自分が怒ったときも、振り返ってみると発見があると思います。
ところで、いつも怒っている人(だいたい先輩)って、なんで怒ってるんでしょう。
人は反応の仕方を選ぶことができるはずです。仕事のプレッシャー、それは、お互い様だけど。。
「先輩、もしかしたら、寝坊して、定期忘れて、もしかしたらスマホ落として、体調も悪くて、大変なのかも。大丈夫かなー。。」
あまりに理不尽に怒られたときは、そう思い込んで乗り切ってきました。
ちなみにこういうときは、相手の眉間と顎を交互にみるとよいです。
目を見ると辛くなります。
相手からは神妙に聴いているように見えるようです。
参考
理事長がイケメンでした。